自己反省
タイトル:自己反省
材料:紙、インク
銅版画:アクアチント、エッチング
作品サイズ(版サイズ):260×179(mm)
制作:2019
一人でいるとき、家でゆっくり休んでいるとき、ベッドになに考えず横たわっているとき、用事が多くて繁忙を極める様子を装っているとき、常に時間の無駄遣いな気がして後悔する。いつか「子供により、大人になってから、時間の不足にパニック状態になりがち、あるいは時間の流れに緊張すぎる。」という一言を読んでいた。非常に切実に感じられる。
昔を思い出すと、確かに子供の頃は時間という概念が全くなく、時間を浪費しているような気がしなかった。最近、必要な休憩時間でさえ、スケジュールにも何も入っていない(体の痛みも自分が休まなければならないことをほのめかしている)ものの、心には未知の罪悪感を抱いている。この恥じ入る感情と深い罪悪感は、腫瘍のように体内に広がり、激しく悪化してくる。
この作品はこういう心境から生まれて制作している。その都度休んだり遊んだりするときは、塩漬けの魚のように感じている。自分の人生を無駄にし、容赦なく時間を費やして過ごすと考えている。もしそうならば、皿の上に置いた塩漬けの魚は、命の終わり際に、残りの嫌がられている物としてゴミ箱に捨てられるかもしれない、歴史が流れている川で塵埃として溺れられた。
自己反省(多色刷り)
自己反省「違うバージョ」-2
創作が深まるにつれ、作品がモノクロだけではないことを望み、多色刷りの実験を始めた。様々な作品を鑑賞したり、先生や友達と交流しながら試した。したがって、自分の作品で同じのインク、色は重ね合わせの順序によって、最終的な効果と色が異なっていて、違うな雰囲気も人に与える。今までこの技法をやったことがないし、あえて試さなかった色も数々実験し、作品と刷り方に新たな理解とアイデイアが浮かんでいる。
自己反省
様々な実験
自己反省
黒、青、赤
鱼彩色
黄色、青、赤
自己反省
様々な実験
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以下の三枚の写真は、実験の見取り図だ。最初は黄色から刷って、赤色を重ね合わせ、最後に青色を重ねっ
て刷った順番です。個々の色の印刷は人に異なる印象を与えていると思う。


